本日のMalta Todayのトップに出ていた「アムステルダムのチューリップでマルタ航空のフライトが遅延」というニュース。少し気になったので、今日はこの記事をシェアします。
内容としては単純に”パイロットが空港でチューリップを買っていたためにフライトが大幅に送れた”ということですが、一体どういうことでしょうか。マルタからイタリアのパレルモに飛ぶ予定だったKM622便(朝5時30分マルタ発)が19時間以上も遅延し、そのフライトに乗る予定であった人たちはその間空港で立ち往生したとのこと。出発時刻は午後10時に設定されましたが、それも時間通りには飛ばず…。
そもそもの発端は落雷により機体のテクニカルチェックが必要になった航路があったことや、異常なほどクルースタッフの体調不良が重なったこと。それによりこのKM622便の機体はマルタからアムステルダムに飛び、すぐに引き返しマルタからパレルモに飛ばなければならなくなったようです。もともと月曜日の12:40にマルタを出てアムステルダムに向かう予定だったフライトはパイロットの勤務時間の関係で出発が午後2時になり、さらにクルーの搭乗が遅れ30分遅れてアムステルダムに出発。午後2時40分にアムステルダムに向けて出発したフライトは、着陸から45分以内にマルタへ引き返してくるよう会社からの指示があったそうです。
午後5時36分にアムステルダムに到着した機体は6時45分になっても出発はしませんでした。なんと着陸した際に燃料の補給もせず、パイロットは空港のターミナル内でお花を買いに出かけてしまったとのこと。結局アムステルダムのスキポール空港を出たのは午後7時50分でした。午後9時54分にマルタには戻りましたが、勤務時間の関係でそのパイロットはパレルモ行きのフライトには乗ることができず、別なパイロットが乗ったそうです。
なぜチューリップを買いに行ってしまったのかはわかりませんが、今回は機体やクルーの予測できない事態が相次ぎこのパイロットも大変だったことでしょう。このようにフライトのスケジュールには予想外の出来事が起こりいつ遅延するか、いつキャンセルされるかわからない側面もあります。留学時も同様。遅延などでフライトが遅れても月曜日の入学に間に合うように、余裕を持って土曜日着のフライトを手配しておくと安心ですね。