留学時にトラブルはできるだけ避けたいですよね。ただ海外では日本と事情が違って思いもよらないところでトラブルに遭遇することがないとは言い切れません。いざというときにあわてないためにも、起こりうるトラブルを想定して対策しておくというのも1つですね。
マルタ留学で遭遇するトラブルと言えば、よく起こるのがロストバゲージ(預け入れ荷物の紛失)。ターンテーブルで預けたスーツケースが待てども待てども出てこない!なんてことが起こると本当に不安になりますよね。日本からマルタへのフライトに直行便はありませんのでイタリアなどで飛行機を乗り継ぐことになりますが、その乗り継ぎの際に荷物が迷子になるということがよく起こります。具体的にどのようなトラブルが起こりうるのか、また事前にできる対策とトラブルに遭遇した際の対処法ついてみてみましょう。
マルタ到着、でも荷物が出てこない!といったトラブルに備えてクレイムタグをなくさないで!
マルタに到着、空港のバゲージクレームで自分の荷物が出てこなかったら本当に焦りますよね。そんな場合はまずバゲージクレイムの係員に航空券とクレームタグ(荷物を預ける際に受け取った引換証)を見せ、荷物が見つからないことを伝えましょう。係員がタグのコードを見て荷物の場所を探してくれます。荷物の仕分けの際に間違って別のレーンに紛れこんでしまうといったこともあり、別の場所で見つかることもあります。また、ほかの乗客が自分の荷物と間違えて持っていってしまうといったこともありますので、自分のスーツケースだとわかるようにネームタグやステッカー、スカーフなど目印をつけておくと安心です。
マルタ空港で荷物が見つからない!トラブルへの備え、手荷物品の仕分けと購入品のレシートがポイント!
空港内で荷物が見つからない場合、もう荷物は出てこないのではないかと心配になりますよね。乗り継ぎの際に荷物が取り残される、別の時間帯や到着地の便に誤って荷物が積み込まれてしまうというトラブルは珍しいことではありません。ほとんどの場合、後日受け取ることができますのでまずは落ち着いて、手荷物紛失証明書に連絡先とスーツケースの特徴などを書いて提出しましょう。スーツケースの写真を事前に撮っておくと、スーツケースの特徴を説明する際にスムーズですね。提出したらあとは焦らず連絡を待つのみです。
ただ、荷物が到着するまで到着後使う予定の物が手元にないと困りますよね。ですので、貴重品や薬、必要書類、最低限の下着などの必需品は機内持ち込みの手荷物の方へ入れておくといった対策をとっておくと安心です。また、航空会社によっては洗面用具などの入ったトラベルキットを無料で提供してくれますので、係員にたずねてみましょう。また、荷物が届くまで数日かかる場合は、現地で着替えなど当面必要な物を購入することになりますが、その場合必ずレシートをとっておきましょう。航空会社によって補償の上限や条件が異なりますが、領収書があれば補償を受けることができることが多いです。
マルタ空港で受け取った荷物が壊れてる!荷物損傷トラブルはその場での対応が重要!
スーツケースが破損しているなど荷物が壊れていた場合、荷物受け取った空港ですぐに申告する必要があります。空港を離れた後に気づいた場合も空港に戻って申告する必要があり、また期限も1週間など航空会社によって条件があります。荷物受取の際には損傷がないか注意深くチェックすることが大切ですね。
荷物の損傷を見つけた場合、その場で係員に伝えると指定の報告書に破損状態の詳細や連絡先を記入します。全てが補償対象となることはまれですが、後日連絡が来るまで待ちましょう。
マルタに荷物が戻ってこない!ロストバゲージトラブルには海外旅行保険がお役立ち!
一定期間待っても荷物が見つからなかった場合、遅延の扱いから変更になりロストバゲージと認定されます。この場合、ロストバゲージのためにかかった費用、紛失したスーツケースとその中身が補償対象となります。ただし、航空会社によって補償内容は異なり全額補償されないことも多いです。そのため、航空機寄託手荷物遅延等費用の補償が含まれている海外旅行傷害保険に入っておくと補償対象になり手続きもスムーズですので安心です。渡航前に日本で保険に入るのは少し面倒にも感じますが、ロストバゲージの備えにもなりますから、ぜひ入っておきたいですね。