日本からマルタまで
まず、日本からマルタに行く場合の直行便は残念なことにありません。中東やヨーロッパで最低一回は乗り継ぎをしないとマルタには着けないんです。アリタリア航空ならローマ乗り換えでおよそ15時間、エディハド航空ならアブダビとローマで計2回乗り換えるのでおよそ24時間かかります。もちろん後者の方が安いです。マルタ留学に行く航空券のチケットをまだ取っていない方は参考にしてみてください。マルタの空港はマルタ国際空港のみなので、空港で迷う心配はいりませんよ。
帰りの便もまた、同様に乗り継ぎをしないと日本に戻ってくることはできません。
シェンゲン協定加盟国でのトランジットを経てマルタに入国する場合、マルタではなくそのトランジット先での入国審査になります。その国の入国審査方法に従ってください。マルタでの入国審査の際はEU圏の出身者かそれ以外かによって列が分かれています。入国審査の際は滞在日数や滞在先を聞かれる可能性があるので、英語が不安な方はその詳細を説明できる書類を手元に持っておきましょう。また、マルタ入国に際して免税範囲が定められています。お酒やタバコを持ち込む際は免税範囲を確認しておきましょう。
空港内の情報
さて、10時間を超える長旅の末やっと空港に着きました!マルタ国際空港です。空港でひと段落したい人もすぐに宿へ向かいたい人もいると思いますが、まずは空港内の施設情報からです。
・マルタ国際空港って大きいの?
先ほどもお伝えしたように空港はマルタ国内に一つしかないので迷う心配はありません。唯一の空港、マルタ国際空港は日本での地方空港のような規模を持っています。お土産屋さんや飲食店を見て回るのにはちょうど良い大きさかもしれませんが、人が多い時に出国手続きに時間がかかってしまう可能性もあります。空港に行くときは余裕を持って早めの時間に着くよう心がけましょう。
・中に飲食店やお土産やさんはあるの?
空港に着いて何か食べたい場合は、軽食の出るカフェが中に入っています。マクドナルド、KFC、バーガーキングなどのファストフード、イタリアンのお店、さらにはZen Sushiというお寿司屋さんまで入っています!これだけあれば困ることはないでしょう。ただ空港価格で少し高めの値段になっているので街に出てから食事をしてもいいでしょう。
マルタの有名なものが一通り揃うようなお土産屋さんもあります。買い忘れがあればここで買いましょう!岩塩は重いので買う量に注意してください。免税店のお買い物もお楽しみいただけます。
市内へ出よう!空港からのアクセス
空港から市内に出るには主に3つの選択肢があります。バス、タクシー、シャトルバスです。
・バス
マルタでは鉄道ではなくバスが一般的な交通手段になっています。値段も安く、2時間乗り放題で夏場は€2、冬場は€1.5です。マルタ国際空港からバレッタまではおよそ4、50分で行けます。マルタ留学で滞在する場所への行き方はこちらのサイトからが便利です! (https://www.publictransport.com.mt) 行き先と出発地(airportなど)を入力すると時間・バスの番号が出てきます。マルタは日本より時刻表が参考にならないことに注意してください。
1回券はバスの中で運転手から購入可能。12回券や7日間券はキオスクやバスターミナルで購入可能です。短期滞在の方や旅行がメインの方は7日間券なども便利です。バスは基本的に前方から乗り後方から降ります。乗りたいバスが来たら手をあげて知らせなければバスは停まってくれません。7日間券や12回券を持っている場合はカードリーダーにタッチし、券を持っていない場合は支払機にお金を入れてレシートをもらってください。英語とマルタ語で行き先が表示されているので、降りる際はそれを見てブザーを鳴らして降りましょう。
・タクシー
タクシーは24時間利用できるので便利です。空港の中で一律の料金のチケットを買えるので、個人的にタクシーを呼んでぼったくられるなんてことはありません。大抵の場所へは€10〜€20程度あれば行けます。バスの乗り換えが面倒だー!という方にはお勧めです。運転手の人に料金の10%程度のチップを渡しましょう。
ちなみにマルタのタクシーは白か黒です。(空港の外で乗るなら黒の方が安心)
・シャトルバス
マルタの空港からいくつかのホテルにはシャトルバスが出ています。こちらのサイト(https://www.maltairport.com/passenger/getting-here/shuttle-service/ )から事前に予約するか、空港のカウンターで直接予約してください。スーツケースの持ち込みはひとり1個までで、2個目から有料になります。もしマルタ留学の期間より早く到着して最初の数日はホテル暮らし、という場合にはシャトルバスの方が楽かもしれません。
マルタから日本まで
必要な方はマルタを出る前にタックスリファンド(税金払い戻し)の申請を。マルタではVAT税が18%かかっていますが、”TAX FREE”というお店で買い物をしていてEU圏を出るまで未使用の場合、短期滞在者は払い戻しを受けることができます。マルタ空港で手続きが可能ですので該当する方は忘れずに。入国審査同様、シェンゲン協定加盟国でトランジットをして日本に戻られる方はマルタでの出国審査は免除されます。乗り継ぎ国での出国審査となるため、出国審査を受ける国を確認しておきましょう。
日本入国時、酒類、香水やタバコなどは免税範囲が定められております。持ち込み時に量や数をご確認ください。
以上、マルタ国際空港と市内への行き方でした!マルタ留学に行く前に予約できるものもあるので、ぜひ参考にしてください!