「英語の勉強」というと文法や単語などを勉強しがちですが、語学と歴史には深い関係があるので、留学する国の歴史を知っていると役に立つことが結構あるんです!
そこでマルタの歴史についてざっと解説をしたいと思います!
マルタのはじまり
マルタの歴史は、シシリー島の農民が住み着いたことから始まります。その後、一時はローマ帝国の支配下に置かれていましたが、アラブ人の侵略により支配され、その後は様々な勢力による侵略や支配を繰り返し安定しない激動の時代が始まります。
現代に通じるマルタの歴史
やがて16世紀になり、威力を増す異教徒から聖地の防衛するために聖ヨハネ騎士団が発足されます。彼らはオスマン帝国に自分達の本拠地を奪われてしまい、新たな本拠地が必要となります。1530年神聖ローマ皇帝カール5世により新たな本拠地として譲渡されたのがマルタでした。これを機にヨハネ騎士団のマルタを支配します。有名なオスマン・トルコによるマルタ大包囲戦(グレートシージ)もこの頃の話で、ヨハネ騎士団はわずか4ヶ月でオスマン帝国を撃退します。
フランスによる支配の始まり
そんな勢いのある聖ヨハネ騎士団でしたが、オスマン帝国の勢力が弱くなり異教徒からの脅威がなくなると、徐々に勢力を失っていきます。
そこへ当時勢力を奮っていたナポレオンの登場です!
1798年、フランス共和国軍によりマルタはフランスに占領されてしまいます。
マルタの現代史
しかし、フランスの後を追うように、1800年に英国艦隊がマルタを占領し、パリ条約でマルタを正式に英国領にします。
第二次世界大戦後、マルタは独立した主権国家となり、1979年に英国軍がマルタから出て行ったことで約180年続いた英国領としての歴史の幕が閉じました。
いかがでしたか?ざっとご理解いただけたでしょうか。一言では表せませんが、マルタはとても長い歴史を経て独立国としての現在の形となったのです。