さてさて、今回はマルタ留学とはそこまで関係なさそうですが、マルタについて最新の動向を知っておいて損はないと思うのでマルタがブロックチェーン・仮想通貨先進国になることをお伝えします。個人的にブロックチェーンについて詳しいわけではないのでざっくりとした情報になることご了承ください。
ブロックチェーン技術とは簡単にいうとシステム全体の情報を分散して管理する仕組みで、このメリットを用いた取引に仮想通貨などがあります。
マルタ政府の動向
マルタは地中海に浮かぶ島国であることはご存知かと思います。土地が広いわけでもなく、鉱山資源が豊富なわけでもないため古くから交易や造船、金融などで栄えてきました。近年の動向としては海外企業を誘致するために税金を下げる方針を取ってきました。このことでオンラインゲーム・カジノの拠点としても発達してきています。さらに最近は仮想通貨やブロックチェーンのスタートアップ企業もマルタにやってくるようになりました。大手だとBinanceやOKExなどの企業がすでにマルタを拠点としているそうです。
さて、このように仮想通貨やブロックチェーン市場がマルタにやってきた理由は税金だけではありません。マルタは2016年あたりからブロックチェーン技術などに好意的な反応を示してきて、2019年7月には政府の企業登記システムにブロックチェーン技術を採用すると宣言しました。そんなこともあり、マルタでは仮想通貨などに関する法整備も進んでいます。そのため、数多くの同種企業がマルタを目指しているようです。
厳しいマルタの基準
このように様々な企業が目指しているマルタですが、法律などの基準は厳しいようです。マルタでのライセンスを得ようとした弁護士事務所などは6割が書類選考で落とされ、2019年四月に認定されたものはわずか14社なのだとか。好意的な反応を見せる反面、厳しいマルタの基準。企業的には大変ですが、逆にライセンスを取得できればより信頼を得ることができるでしょう。
さて、以上のようにマルタではこれから仮想通貨やブロックチェーン技術が盛んになっていくでしょう。しばらくすれば留学の手続きにも関わってきたりするのでしょうか、楽しみですね。この分野に興味のある方はマルタ留学中に現地で最新の動向を追うことも可能です、壮大な目的ですがいかがでしょうか?