マルタ留学で行くべき観光スポットをたくさんご紹介いたしましたが、実はそれ以外にも知る人ぞ知る観光スポットがあります。長期で滞在をすると国内スポットは行き尽くしたかな…となってしまうかもしれませんが、まだ残っています!!ぜひ訪れてみて、マルタマスターを目指してくださいね!!
カート・ラッツ(Cart Ruts)
謎の轍の跡であるカート・ラッツ。幅1.32〜1.47メートル、そして平行に何本も石灰岩に引かれた太い跡。この跡が何によってできたかは定かではないようですが、巨石神殿に石を運ぶときにできたといわれているそうです。その他にも宇宙人が引いた、滑車を引くためにつけられた…など諸説あるそう。石を運ぶとはいえこの時代には車両はないはずですし、周りに人や馬などの足跡はなく謎は深まるばかり。
他の国にはこのような線は見られず、かなり珍しい跡です。カート・ラッツから2〜3km離れたところまではバスがあるためまずはバスに乗ることも一つの手段ですが、ツアーやレンタカーを利用すると便利です。
青の洞門(Blue Grotto)
マルタ本島の東南の海岸の岬で見られるこの青の洞門。陸続きの岩礁に、長年の雨や波によって穴が空いたものですが、きれいな海の上にアーチが描かれており、青の洞門と呼ばれます。船でゆっくり楽しむこともでき、午前中に行くと明るい光でさらに美しく見えます。また、青の洞窟を見渡せる展望台からの眺めも最高です。
伝統的な舟ルッツォで約20分の遊覧ツアーもあり大人€8、子供€4で気軽に楽しめ、洞窟内に入ることができます。夏の間は9:00~17:00(冬季は~15:30)でやっていますよ。
バレッタからバスが出ており、所要時間約40分。イムナイドラ神殿とセットで観光に行ってみてくださいね。
アール・ダラム洞窟と博物館(Ghar Dalam Cave & Museum)
マルタ本島の東側に位置する地区で、マルサシュロックとビルゼブジャの間に位置します。歴史の長いマルタですが、その中でもより古い時代の痕跡が残されているところ。洞窟やそこで発掘された動物の骨、牙、骨格標本などを展示した博物館があります。
ちなみにこの洞窟に注目が集まったのは1865年。カバや野生の羊の骨などが古生物学者によって発見されたことがきっかけでした。発見された骨はカバや羊だけでなく、鹿やオオカミ、きつねなどかなり幅広かったそうです。これらの動物の発見によって、先史時代マルタはシチリアと陸続きであったことがわかったとのこと。
この洞窟は30万年も遡るといわれており、地中でトンネル状に続くこの洞窟は第二次世界大戦時に防空壕としても利用されました。長さなんと145メートル、そして幅は8〜10メートル、高さ5〜8メートル。洞窟の上部はかつて川が流れていたようで、動物の骨などはカプセルのように保管されていたといわれています。
そんな洞窟、バレッタからはバスで所要時間20〜30分ほど。歴史長いマルタに留学するのであれば、一度訪れておきたいところですね。